されど愚人は命綱を切る
みなさんはコロナ禍の中、武井壮氏が取り組んでいる動きが若干炎上していることをご存知でしょうか?
炎上しているのは、武井壮氏がシェフ渾身の料理を10万円で出してくれたら食べに行くといった企画です。
この企画がなぜ炎上するのか、さっぱりわかりませんよね。
今回は、この一連の騒動について話していきたいと思います。
ことの発端
今回の炎上事件のスタートは武井壮氏のこんなつぶやきからでした。
【コロナ限定スペシャルメニューを武井壮に食わせてくれ!!】
— 武井壮 (@sosotakei) January 9, 2021
飲食店の皆さん
コロナで集客も大変かと思います
なのでお休みの日や昼休み、もしくは暇な時間帯1時間貸切などで
武井壮に10万円で出す勝負のシェフ渾身のメニューを食わせてください!
都内でYouTube撮影OKなら
武井壮が向かいます!
コロナ禍において苦しむ飲食業界を少しでも助けたい、そんな思いからスタートした企画なのでしょう。
このツイート後、様々な飲食店から武井壮氏にリプライが送られました。
こんなツイートや
武井壮さんに食べて頂きたい!
— chef Miura 三浦輸送 (@chefMiura) January 11, 2021
焼肉店の最強赤身肉!https://t.co/QMzJLvXTpw#焼肉#千葉県 https://t.co/yOjFWqiJ6N pic.twitter.com/iaQaROTPcv
こんなツイートなど
東京品川にある
— 塗料屋@サンライズ®︎【公式】 (@sunrisetoryou) January 9, 2021
日本初の
ボロネーゼ専門店
BIGOLI(@bigoli_jp)に
是非ボロネーゼを
食べに来てください!!
今までのジャパニーズ
ボロネーゼの概念を覆す
本場「牛肉料理」の
ボロネーゼパスタを
食べて欲しい!!!
10万円出してイタリアへ
行かずとも日本で、都内で
その味が食べれます!! pic.twitter.com/epb3O65DX7
結構な数のリプライが寄せられています。
10万円分ですから、仕入れなどの諸経費を考えると、そこまで大きな利益にはならないと思いますが、武井壮氏が来てくれるだけで大きな宣伝効果もありますからね。
これは飲食店としては来ていただけるのであれば大変ありがたいことでしょう。
武井壮氏はこの後、第2弾として食材買取企画も実施。
【緊急事態宣言企画第二弾】
— 武井壮 (@sosotakei) January 10, 2021
出荷に困っている生産者の皆さん
もし個人向けに発送出来そうな
美味しい食材とか、商品あれば
武井壮が10万円分買い取ります٩( ᐛ )و
仲間に分けたり、自分で食べたりしてまたYouTubeでも動画で宣伝します!
是非こんなのあるよ!と写真付きでリプしてね!!
飲食店がヤバいってことは、それ以前の生産者はもっとヤバいってことじゃないの?とい考えからでしょう。
こちらにもリプが大量に届いています。
なぜ炎上したのか
さて、ここまで読んでいただいても、結局、なぜ武井壮氏が炎上しているのか、さっぱりわからなかったと思います。
彼の行動によって誰も損をしていませんからね。
それでも文句を言いたい人たちがいるのが今の日本のすごいところです。
「こんなのは売名行為だ」
などと批判する声が出てきたのです。
もはや笑うしかありませんね。
良いことしたアピールは悪なのか
今回の件に限らず、著名人が寄付をしたことなどを発表すると、ほぼ必ずと言っていいほど
「売名行為だ!!」
「もし、そうじゃないなら黙って寄付しろ!!」
という謎の連中が表れます。
異空間からでもやってくるのでしょうか。
売名だろうと何だろうと「寄付をした」という事実と、それによって助かる人たちがいる事実は変わらないわけですから、感謝こそしても批判をする要素なんてひとつもないはずです。
自分を正当化したい愚か者
これは完全な予想になりますが、批判する人たちって残念ながら寄付をするだけの経済的余力も精神的な余裕もない人たちなんだと考えられます。
これは人は自分を正当化する性質があることが要因です。
つまり、寄付をしていない自分を下げないために、寄付をした人を批判するわけです。
多くの人たちは自分が寄付をしていなくても自分の価値が下がらないことを知っていますが、一部の余裕がない人たちは自分の価値を守るために必死なわけです。
だから、「寄付をしない自分」を守るために「寄付をしてもいいけど、他の人にはわからないように寄付をしろ」と主張するわけですね。
その手は自らの首を締める
寄付をする人たちを批判することにメリットはひとつもありません。
ひとつもです。
断言できます。
だって、寄付をしてただ批判されるだけだったら誰も寄付なんかしなくなりますよ。
端から見たらお金に余裕がある人だって、その人の暮らしからしてみると無駄なお金なんかないわけですから。
様々な災害が起きた時、多くの人が寄付によって助けられました。
自分たちだっていつそういった災害に巻き込まれるかわかりません。
その時に、誰も寄付をしてくれなかったら・・・苦しむのは自分ですよ。
やるべきこと
寄付した人に私たちがやるべきことは称賛の声を贈ることです。
寄付をしたら、その分だけ人から感謝してもらえる、社会的な地位が上がる。
そういった風潮ができれば、寄付をしようと思う人だってもっと増えるはずです。
今回の武井壮氏の行動は寄付とはちょっと違いましたが、武井壮氏に投げた石がいつ自分に跳ね返ってくるかわからないということを、批判する人たちはもっと考えたほうがいいと思いますけどね。
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