ヤマブログ

徒然なるままに色々なことについて語っています。

子どもをやる気にするには?声かけのポイントを紹介!

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 みなさん こんにちは Yamamukaです。

 

今回は子どもがやる気になる声かけの仕方について紹介します。

 

 

はじめに

子どもがなかなか言うことを聞いてくれない・・・
子育てをしていると,そういった悩みに直面することがあるのではないでしょうか。

 

あるある。
うちの子ったらホント言うこと聞かなくて・・・

 

うんうん。
うちの子どもはしょうがないと諦めていませんか?

 

え?

 

もしかしたら,それは声かけの仕方で改善できるかもしれませんよ。

 

ホントかしら?
声かけの仕方くらいで変わるとは思えないけど・・・

 

ふふふ。
だまされたと思ってやってみてください。
損はありませんから。

 

うーん。

 

それでは,今日は子どもをやる気にさせる声かけの仕方について話していきましょう。

 

「いつも」は「ときどき」に

親から子へ指導する時によく聞こえてくる言葉があります。
「あなたはいつも〇〇するわね」といった,「いつも」という言葉です。

 

そうそう。いつも同じことをするのよ・・・

 

実は指導する時にこの言葉は使わないほうが良いのです。

 

え?

 

子どもは自分がいつ,どんなことをしたかはほとんど覚えていません。
覚えているのは,前も何かで怒られたということだけです。

 

え?覚えてないの?

 

はい。
こちらが「いつも」と言っても子どもにはピンときません。
そもそも覚えていたら同じことを繰り返さないはずですよね。

 

うーん。たしかにそうかも・・・

 

また,こちらも「いつも」と言いつつも,いつ,どれくらいの頻度で起きているかは把握していないことのほうが多いです。

 

うーん。そうかもしれないわ。

 

ふふふ。
なんとなく感覚で1・2回繰り返し起きたことを「いつも」と捉えてしまうのです。
つまり,具体的にどれくらいの頻度でその事象が起きているかは親も子どももわかっていないのです。

 

ふむふむ。

 

それにも関わらず「いつも」という言葉を使うことで,子どもは『「いつも」そうなのか』と思ってしまうのです。
そういったレッテルを貼られた子どもは,自分の価値を下げてしまいます。もしくは,いつもそうだからと開き直ってしまうのです。

 

それは困るわね。

 

ですから,注意するときは「ときどき」という言葉を使いましょう。
「あなたはときどき〇〇することがあるね」と伝えるのです。
すると,子どもは普段は大丈夫なのであって,その「ときどき」出てくる悪い自分を直そうと思うようになるのです。

 

そうなのね。

 

「いつも」は子どもが良い行いをした時に使いましょう。
それが「いつも」ではなくともよいのです。
使っているうちに「いつも」できるような子どもになります。

 

そっか。良いことをした時は「いつも」ね。

 

「ときどき」は指導するときに使いましょう。
仮に「いつも」同じ失敗を繰り返しているように見えても,使っているうちに「ときどき」になるのです。

 

注意する時は「ときどき」と。 

 

言う内容を大きく変える必要はありませんからお手軽な方法ですよ。

 

アイメッセージで伝えよう!

「〇〇しちゃだめ!」
「〇〇するならもう帰るよ!」
こういった注意の仕方をしている親をよく見かけます。

 

うんうん。ウチもよく言ってるわ。

 

これでは,子どもには何が悪かったのか,なぜだめなのかが伝わりません。

 

うーん。でも,説明してわかるかしら?

 

その通りです。
発達段階によっては,その理由を説明しても理解してもらえない可能性があります。

 

やっぱりそうよね。

 

そこで,はじめのうちは小さい子どもでもわかるように「私が」嫌だからやめて』と伝えましょう。

 

私が?

 

はい。これを「アイ メッセージ」と言います。

 

「そういうことをしたらお母さん嫌な気持ちになるな」
「そういうことをしたらお父さん帰りたくなるな」
このように「だめ」とか「悪い」とかではなく,自分の意見を伝えるのです。
すると,子どもは「お母さんが嫌な気持ちになるからやめよう」と考えるようになるのです。

 

へ~

 

発達段階に応じて「周りに迷惑がかかる」と表現したり,具体的に理由を説明したりしてもよいと思います。
頭ごなしに「怒る」のではなく「意見を伝える」ことが大切です。

 

なるほど。子どもにもきちんと意見を伝えることが大事なのね。

 

この「アイ メッセージ」は様々な場面で有効です。
「危ないからやめて」も子どもは危なくないと思うからやめません。
でも,「私が不安だからやめて」だとその気もちを否定することはできないのでやめるしかないのです。

 

ふむふむ。

 

ぜひ,色々な場面で試してみてくださいね。

 

短所を長所に言いかえる

「あなたって本当に泣き虫ね」
「お前は本当に気が小さいやつだな」
子どもに負のイメージを植え付けていませんか?

 

ドキッ!

 

これは百害あって一利無しです。
少し見方を変えれば負のイメージを正のイメージに変えることができます。

 

ホントかしら。

 

例えば「泣き虫」は「感受性豊か」,「気が小さい」は「慎重」といった具合です。

 

なんかごまかしてるだけのように感じるけど・・・

 

その通りです。
言葉を変えただけでは根本的な解決にはなりません。

 

でしょでしょ。それじゃあ困るのよ。

 

しかし,子どもに与える影響は大きく異なります。
「自分は泣き虫なんだ・・・」と思って育っていく子どもと「自分は感受性が豊かなんだ」と思って育つ子どもと,どちらの未来が明るくなりそうでしょうか。

 

うーん・・・後のほうの子どもね。

 

ふふふ。
親が子どもに与える影響は絶大です。

 

「呪いの言葉」をかけてはいけません。親の何気ない「気が小さいやつ」という言葉が子どもにとって一生のコンプレックスになるかもしれないのです。
子どもの未来が明るくなるような,自分のことをもっと好きになれるような,そういった言葉をかけてあげましょう。

 

そうね。ちょっとした言葉も気をつけるようにするわ。

 

今回お話ししたのは,どれも手軽にできるものです。
しかし,教育に速効性があるものはありません。
粘り強く取り組んでみてくださいね。

 

わかったわ。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

今回の内容をまとめましょう。

 

子どもをやる気にするには・・・

 

「いつも」はほめる時に使おう!子どもの意識が変わってくる!

 

理由を説明しよう!はじめは「親」の気もちを伝えるところから!

 

③見方を変えよう!短所も長所に

 

生まれた瞬間から自分のことが嫌いな人なんていません。

 

生まれた瞬間から自分に自信がない人なんていません。

 

生まれた時は,みんな同じように自信をもっていて,将来に希望をもっていたのです。

 

ところが,いつからか自分に自信をなくしたり,自分のことを嫌いになったりする人がいます。

 

それは,自分の良いところを見つけられないからでしょう。

 

自分には良いところがなく,悪いところばかりだというイメージを周りから植え付けられたからでしょう。

 

誰にでも無限の可能性があるはずです。

 

子どもの一番近くにいられるのは親です。

 

今回紹介したことを踏まえて,子どもに希望を与えられるような声かけをしていただければと思います。

 

この記事が少しでもみなさんの育児の参考になればうれしいです。

 

それでは,また会いましょう!

 

今回参考にした本はこちら